いつもみかんせい
きまぐれにつづる日々の記録。主に映画の紹介。あとは旅行の記録とか、とか、とか。。。
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きまぐれみかん。

Author:きまぐれみかん。
横浜在住の無類の映画好き。
フランス映画と社会派映画をこよなく愛すが、経験値は不足気味。
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2009.07.02_15:59
歩いても歩いても歩いても歩いても

監督・脚本: 是枝裕和
出演者: 阿部寛、夏川結衣、YOU、高橋和也、
      田中祥平、樹木希林、原田芳雄
音楽: ゴンチチ
撮影: 山崎裕
編集: 是枝裕和
配給: シネカノン
公開: 2008年6月28日
上映時間: 114分

家族だからといって、すべてを分かり合えるなんてことはない。

人間は問題をを抱えて生きるいきものだ。
大きな声では言えない『なにか』を誰しも一つは持っている。
それは誰にも言っちゃいけないことかもしれない。
もしかしたら誰かにだけ言えないコトかもしれない。

そんな無数のなにかを抱えて人は生きている。

すべてが善でもないし、
すべてが悪でもない。

そんなありふれた、しかし日ごろ見ることはできない、
あまりにもむき出しの思いすべてが、この作品では見えてしまう。
このざわりとした感触が、少しだけわたしを成長させる。
素晴らしい作品です。是非。


そうそう、忘れてた。
公式ホームページに素敵な話が載ってました。
せっかくなので転載しておこうかと思います。
※ダメだったら言ってください


DIRECTOR'S MESSAGE
母の背中

 もう5年近くも前になるだろうか。母と一緒に食事をした。場所は新宿だった。「お肉が小さいわよね」とか「高いわよ」などと散々文句を言いながら、それでも母は大好物だったすき焼きをペロリとたいらげた。
 別れぎわ「じゃあ、またね」と言って、楽しそうに手を振りながら昼下がりの新宿駅へ歩いて行く、その後ろ姿を見送りながら、「もしかすると一緒にご飯を食べるのはこれが最後になるかも知れない」という、根拠のない不安に襲われた。だから、僕は、母の背中が南口の改札の人混みに見えなくなるまで、しばらくの間舗道に立って見守った。残念ながらその予感は現実のものになった。

 「何もしてやれなかったなぁ」という後悔からこの映画は出発している。だからこそ逆に、明るい映画にしたいと強く思った。母が死へ向かっていくプロセスではなく、生の一瞬を切り取ろう。その一瞬の中に家族の記憶の陰影を織りたたんでみよう。そう思っていた。
 最後に見送った、母のうしろ姿のように---。
 もちろんこの物語はフィクションではあるけれど、映画が始まった時に「あぁ、そこに母が生きている」と思えるような、そんな映画にしたかった。そうして泣くのではなく、できるなら笑いたいと思った。
 母と、笑いあいたいと思った。

                                 2008年2月17日 是枝裕和



人の価値観はそれぞれだし、千差万別の趣味嗜好をもっている。
しかし、親を超えることは誰もが通り過ぎてきたことだと思う。
子供のころは信頼のおけるなんでも解決してしまう大人としてとらえていた親が、
いざ自分が大人になってくると、
「あれ?こんなこともできないんだ?」
ということが少なくとも一つくらいは見えてくる。

そういった過程で、関係がぎくしゃくしたりしてしまうこともある。
たとえば思春期の反抗なんて結構そんなもんだと思う。

そうやって失われてしまった過去の絆がうまく修復できずに今に至っている人も多いのではないか。
子供から大人になる。それは親>>子供から親≒子供となることではないか。
※ここで記号はあくまでも上位性の意

親と対等に話ができますか?

なにも親をないがしろにしろと言っているわけではない。
大人として対等に向き合えと言っているのだ。
そして、これまで育ててきてくれたことに敬意を表する。
それが正しい成長のあり方だと思っている。
まぁ、個人的にってことだけど。

わたしはおおむねそこら辺はすんなりと乗り越えてきた。
今でもよくうちに帰るし、楽しい時間を共に過ごすことにはそれなりの意義があると意識的に思って行動してもいる。

後悔先に立たず

生きているうちに親は大切にしてほしい。
私の切なる願いだ。


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