いつもみかんせい
きまぐれにつづる日々の記録。主に映画の紹介。あとは旅行の記録とか、とか、とか。。。
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Author:きまぐれみかん。
横浜在住の無類の映画好き。
フランス映画と社会派映画をこよなく愛すが、経験値は不足気味。
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2009.07.02_13:56
永遠のこどもたち永遠のこどもたち

監督: J・A・バヨーナ
製作総指揮: ギレルモ・デル・トロ
脚本: セルヒオ・G・サンチェス
出演: ベレン・ルエダ、ジェラルディン・チャップリン
製作年: 2007年
製作国:  スペイン メキシコ
原題: EL ORFANATO
時間: 108分
公開日: 2008-12-20~


パンズラビリンスで世界的に高い評価を得た奇才ギレルモ・デル・トロ。
彼が惚れ込んだ若手の新鋭監督J・Aバヨナ。
そして、彼に「例外」と言わしめたセルジオ・G・サンチェスの脚本。
それらが一つとなり独特の世界を築き上げていったのが、本作品。
※ギレルモは製作総指揮で参加しています

パンズほどの衝撃と映像美を求めてはいけませんが、
落ち着いた映像と、趣向を凝らされた小物やカットの数々。
舞台となる孤児院の美しさと、どことなく漂う不気味さ。
一度見始めたら目が離せなくなる魅力的な作品です。
脚本に関しても、シックス・センスを彷彿とさせる「恐怖だけではない何か」を感じさせる、
なかなかに素晴らしい仕上がりになっていると思います。

・スペインでは観客動員記録を塗り替え2007年度NO.1ヒットを記録
・ゴヤ賞で脚本賞ほか7部門を受賞
・アカデミー賞外国映画賞のスペイン代表作品に選出

など、輝かしい記録を打ち立てていますが、日本では知名度低し。
日本では受けないんですかね、こういった作品は。私はわりと好きですけど。

とにかく、なかなかに素晴らしい作品です。
おススメいたします。

以降ネタバレになりますので、興味のある方は鑑賞後にご覧ください。。。





==================================

さてさて。
せっかくなので、この作品の真相に迫ってみたいかな、と思います。

まぁ、そんなことを言っても、
ジェラルディン・チャップリン(チャップリンの娘!!)扮する霊媒師の「死に近いものには見える」という言葉をさらっとスルーしてしまった私には言えた義理ではないのかもしれませんが。
とりあえず、少し気になっていろいろと調べてみたら、
以下のような結論にたどり着きました。

シモンはHIVに感染しており、余命いくばくかだった=死に近い
そのため、家に住み着く子供たちの霊が見えた。
 ↓
シモンの失踪後、途方に暮れたラウラは霊媒師にすがり、
彼女から「死に近いものには見えないものが見える」と聞く。
だからシモンには霊が見えたと解釈。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
ここがいまいち分らないのだが、
霊媒師が腕を差し出したところ、ラウラも腕を差し出して、ほら一緒でしょ?
ってなシーンがあるんだけど、あれは同じ致死の病ってことなのだろうか?
あんなふうになる有名な病気とかあるの?
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
 ↓
夫に半ば愛想を尽かされるも一人で家に残り、
よろしくない薬を飲んで死に近づくことにより、
見えない子供たちとの接触を試みる。
 ↓
子供たちの教えでシモン(亡き骸)を見つけ、真相を知る。
・パーティーの時にあらわれたトマスはシモンが仮装したもの
・シモンを死に至らしめたのはラウラ自身だった
 ↓
シモンと旧友たちの世界にとどまるべく、自殺

おおまかな流れはこういうことでいいんでしょうか。
ちなみに、シモンは養子でラウラと血のつながりはありません。

キリスト教では自殺はタブーとされているのは有名ですから、
物語のラストで得る印象は、キリスト教になじみのある人とそうでない人ではかなり違ってくるのかな、と思います。
そんなことも加味して考えると、結構センセーショナルな話題なのかもしれませんね。
自殺について肯定的にとらえている感が否めないですし。
まぁ日本までではないにせよ、現代では(特に先進国で)宗教色が抜けてきたようですから、一概には言えませんが。実情はどうだか知らないですが。
どちらにせよ宗教的なバックボーンは、どの映画を見るにしても見方がいろいろと変化するので、興味深いところではあります。

あ、話が本題からそれてしまった。いかんいかん。
このストーリーの流れが把握できてしまえば、なんてことない作品なんですが、腑に落ちない点がいくつかあります。

・シモンの見えない友達がラウラの孤児院時代の仲間と分らなかったのはなぜ?
 それとも分かってはいた?というか孤児院時代の仲間とは違うの?
・ベニグナはあのタイミングで死ぬ必要があったの?

なんか、話の芯がしっかりとしているので、さらっと流してしまえばなんてことないことなのかもしれないですが、考えてみると結構引っかかる部分が多いです。
なんだろうなぁ、これ。

ま、そういうとこは若い監督&脚本家ならではなのかもしれません。
長編作はこれが最初ということからみても、今後が期待できる監督さんですね。


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